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沖縄には西欧とも日本とも違う「癒しの文化」があるように思わ
れる。それは、傷ついた人の心を慰め、力づけ、生きることの喜
びと意味を教えてくれる。この沖縄文化を具体的に珈琲で表現
しようと試みたものが「ぶくぶく珈琲」である。
一、原料
珈琲豆、大豆、黒豆、ウコン、苦瓜、月桃と、ほとんど異質ともい
える原料ばかりを使っている。これは、世界中から集まった文化の
チャンプルー(かきまぜたもの)としての沖縄文化を表現したものだ。
二、抽出法
マシーンを使う西欧式とは異なり、ぶくぶく珈琲は、甕(かめ)の中
に原料と水を入れて一晩つけこみ、できた上澄みをすくって使う。素
朴でやさしい方式である。これは、ものごとをあるがままに受け入れ、
自然の力にすべてをゆだねるといった沖縄文化の癒しの本質を表
現したものになっている。
三、盛りつけ
二の珈琲を、茶筅(ちゃせん)などを使って、ふんわり泡立てる。液
体だったものが、個体(泡)に変化する劇的な瞬間である。これは、
チャンプルー(かきまぜる)という行為が、新しい形や価値を生み出
すきっかけとなり得ることを示している。いわば、沖縄文化の本質を
表現したものだ。
「沖縄にはぶくぶく珈琲がある」、と私たちは主張する。しかしその
逆もいえる。すなわち「ぶくぶく珈琲の中に沖縄がある」と。ふんわり
盛り上がった不思議な泡の向こうに、あなたはいったい何を見るの
だろうか。
作り方
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